
6月25日に発売されたF1速報ではベッテルの優勝よりF1分裂を大きく見出しであつかっている。レッドブル今季二勝目もこの事件によって色あせているのを見事に表現した物といえるだろう。
ただ残念なのが発売日になって分裂回避になってしまったので、ものすごく古い
ニュースになってしまった。
モータースポーツ関係もネットの方が0円で情報も速い。
雑誌不況もそんな所から来ているのだろうか…。
しかし、今週号は分裂騒動の裏側を取材しているので大変参考になる事は間違いなし。
25日FIAとFOTAは激烈な闘争の結果和解に踏み切り、パジェット
キャップは導入しないが二年かけてコストを1990年代のレベルまで削減、二段階態勢はなしで決着した。
火中の一人だった
マックスは10月限りで引退し、来年は13チーム26台が疾走する事になった。
マックスの余計な一言がFOTAを結束させた
シルバーストンでの出来事である。
ベッテルやバトン、中嶋が一生懸命レースしているさなか
パドックではもう一つのはげしい戦いが行われていた。
マックスはFOTAが分裂シリーズを立ち上げるといって記者団の前で「
大馬鹿者」とはっきり言ってしまったのだ。
これは連日の分裂騒動でフラストレーションがたまりにたまった結果なのだろう。
これを聞いたルノー代表ブリアドーレは「
なんだと!!」と激怒、他チームも同様の怒りのコメントを出し、ブリアドーレは反論に「
確かに我々は(馬鹿)そうかもしれないな!!」と分裂シリーズに強い意欲をしめした。
トヨタ・モータースポーツ社長のジョン・ハウエットなんかは「
マックスが何言おうと関係ない。来季は我々だけでやるんだ。奴のいう事なんて聞く必要がない!!」とまで言って分裂シリーズに意欲だすなどした。
さらに木下副社長は「我々は虫けらじゃない」まで言い出す始末。
この一言がFOTAの結束を強くし、分裂シリーズ開催を本格的にするまでになった。
出来レースに勝利したFOTAシルバーストンが終っても、ベッテルが二勝目を上げても話題は
ブラウンGPとレッドブルの対決よりも分裂シリーズはどういう物になるかが強かった。
ブラウンGPのロス・ブラウンは「来週からレギュレーションを中心に会合を開くことになった」と逐一記者団に報告し、また
サーキットの選定もするなど話題豊富になった。
その一方で分裂騒動に疲れ果てたエクレストンがひそかにマックスを裏切る工作に出ていた。もともと米ソに等しい敵対関係だったので敵の敵は味方だったのだろう。
たった数日でFIAの今までの主張が180度展開し、FOTAの条件をそのまま飲み込んでしまったのだ。

よって上記のような結果になった。
FIAでエクレストンによるクーデターがあったのではないかと勝手に予想する。秘密会議で解任動議でもされたのではないかとも思うのだか…。
よってマックスは建て前は引退、でも実質はクビである。
マックスは来季も会長職を狙っている話は半年も前にあり、24日には出馬すると言っていたくらいである。
それがたった一日で覆されたのだ。
「もともと引退する気だった」と負けん気の強い事を言っているが、もうどうにもならない状況に落胆しているようにも見えた。
フェラーリのルカ・ディ・モンテツェーモロ社長は完璧な勝利に満面の笑顔。内心は分裂シリーズなんて本当に開催できるのか不安でいっぱいだったのだろう。この人の笑顔なんてそうそう見える物ではない。
問題はコストどれくらい削減するの? 私は最初この記事を読んだ時、あのマックスがこのまま引き下がる訳がないと思っていた。
だかマックスの記者団のコメントでもう戦う意思がないのをはっきり感じ取れた。だから反撃はないと思う(そう思わせているだけかもしれないが)。
マックスは内心「本当にそれでやれると思っているのならやってみろ!!」と思っているのかもしれない。
私もマックスの
コスト削減案に賛成していた一人だから、今回のFOTAの勝利を心から喜べない。なぜならコスト削減はどうなったの?。
発表によれば今後二年かけて1990年代まで下げるというが、
1990年代ってどれくらいF1にコストかかっていたのか不明。すくなくとも90年代はホンダエンジンが全盛だったので、金に糸目をつけず湯水のように注いでいた時代だったような気がする。
だいだいレートだって昔の方が部品の単価は安かったのに、どうやってそれにあわせるというのだろうか?。
FOTAは予算制限の管理をするつもりなのか、しないのか?。しなかったら削減は一向に進まないし、するのだったら外部かFIAにするのかなどある。
きっとマックスは高みの見物気分でこれからのF1を見るのだろう。
私も正直どうなるのやらと思うのだか…。
あと一言。
トヨタさんは来年も参加するという事でいいんですね?。